肩甲骨はがしとは

動かさないと錆びる

肩甲骨を他動的(人の手などを使って）に動かすことにより、マッサージだけでは届かない筋肉が動き出します。人は生活が習慣的になってくると、動かしている筋肉とほとんど動いていない筋肉に分かれてきてしまいます。
動かしている筋肉は良いのですが、ほとんど動いていない筋肉はどうなるでしょう。
使わなくなった自転車を思い出してみてください。
使わなくなった自転車は錆びて急に動かそうとしても軋んだり変な音が鳴ったりします。
人間の身体も同じなのです。

スムーズに動く関節運動とは

肩甲骨の裏側には肩甲下筋という筋肉が存在します。肩甲骨の裏なので直接触れることは難しい筋肉で、そこがしっかり動かせているのかが大事です。
また、肩甲下筋は回旋筋腱板（ローテーターカフ）の中の1つです。回旋筋腱板とは、肩を動かすのに関節を安定させるインナーマッスルの総称です。
肩甲下筋の他に、棘上筋・棘下筋・小円筋があり、これらの筋肉がしっかり作用することでアウターマッスルが効率よく動き、スムースな関節運動が可能になります。