「タメになる酸素の話」➀
【そもそも酸素はどのようにカラダに入っていくのか?】
何気なくしている呼吸=酸素と二酸化炭素の交換、ということは多くの方が知っているかと思います。
今回は呼吸で取り入れた酸素が、どのようにしてカラダの中に入っていくのか、そしてそれがいかに大事なことかをお話ししていきます。
鼻や口から取り入れられた酸素は肺にいき、そこにある肺胞で血管と酸素・二酸化炭素を交換します。
血管の中に入った酸素の多くはヘモグロビンと結合し、体中を巡ります。
ヘモグロビンに何%の酸素が結びついているかを示すのが酸素飽和度です。
コロナ禍ではよくパルスオキシメーターなどで計測していたので聞いたことがある方も多いかと思います。
しかし、毛細血管は違います。
毛細血管は全身にありますが、字のごとく毛のように細い血管です。
毛細血管は体中にあり、その長さは約10万キロ、なんと地球1周半にも及びます。
その毛細血管の太さは6~7ミクロンといわれます。 髪の毛が80ミクロンあるといえばなんとなくわかるかもしれませんが、とても細いのです。
ここで問題になるのが、酸素を運ぶヘモグロビンは8ミクロンということです。
つまり毛細血管は細すぎて酸素と結合したヘモグロビンは通りにくいということです。
せっかく酸素を取り入れても毛細血管には上手く届いていない。。。
そこで大事なのが『酸素ルーム』になってくるのです!!
次回予告 「溶解型酸素と結合型酸素ってなに?」
一般社団法人日本気圧メディカル協会認定 健康気圧マスター/鍼灸師ノリ