「タメになる酸素の話」③
【医療用高気圧酸素との違い】
前回、気圧も濃度も高いほうが効果が高い、というところまでお話ししました。
当店の酸素ルームは最高1.3気圧、濃度は30~40%までですが、『医療用』の酸素ルームには2~3気圧、濃度が100%の物が多いです。
では、医療用の酸素ルームのほうが効果が高いのか?
ある意味正解です。
「ある意味」といったのには理由があります。
たしかに医療用の酸素ルームは通常の酸素ルームに比べても効果は高いです。
しかし、その反面デメリットも多いのです。
その一つとして気圧外傷です。
2~3気圧がカラダにかかると耳や鼻、胸に対しての影響が強くなります。
また、酸素中毒と言って息苦しさやめまい、視野障害なども起こる可能性があります。
そして何より酸化ストレス(活性酸素)の増大もあります。
もちろん医療用なので上記のデメリットを承知の上でも治療しなければいけない状況があります。
必要に迫られている状況であれば有用だと思います。
しかし、通常そこまで必要ではありません。
酸化ストレスを増大させないレベルでの高気圧高濃度酸素が必要なんです。
次回予告「酸素ルームってどんな効果があるの?」
一般社団法人気圧メディカル協会認定健康気圧マスター/鍼灸師ノリ